VRカノジョをやるために必要なスペックは?VRに最適なPCのご紹介

『VRカノジョ』や『カスタムメイド3D2』など魅力的なソフトが多いOculus Rift/HTC ViveをはじめとするハイエンドVRHMD。

しかしながら、これらの動作には高性能なパソコンが必須だ。今回はそんな方のためにVRで快適にプレイするために重視すべきパーツとオススメのPCをご紹介する。

VRを快適にプレイするために

さて、パソコンといっても性能はピンからキリのものまで様々だ。上でも述べたように、VRには高性能なパソコンが欠かせない。

パソコンはCPUやグラフィックボード、メモリなど様々なパーツで構成されているが、こういったことに詳しくない人にはちょっと難しいだろう。そこで、どんなパーツがどのような役割を果たしているのかを簡単に説明していきたい。

一番大切なのはこれ!グラフィックボード

NVIDIAの最新のグラフィックボード GTX1080

いきなり大本命。まずは「グラフィックボード」(グラフィックカード・ビデオカードとも)の紹介から。

グラフィックボードはその名の通り、グラフィックに関する処理を行ってくれるパーツのこと。通常のモニターで表示するのに比べ、VRHMDは立体的に表示するために約2倍の処理能力が必要で、VRをするうえで一番重要なパーツがこれ

このパーツの性能が足りなければ、高画質でゲームや映像を楽しめないばかりか、激しいVR酔いの原因にもなってしまう。というのも、RiftやViveはリフレッシュレートというものが90Hzに設定されている。リフレッシュレートとは、簡単に言えば画面が一秒間に何回書き換わるかのことで、例えばパラパラ漫画なんかがわかりやすいだろう。

パラパラ漫画をめくるとき、ゆっくりめくったときに比べて早くめくってあげるとよりスムーズにアニメーションしているのがわかると思う。これをグラフィックボードに置き換えるとゆっくりめくる=リフレッシュレートが低い(正確にはFPSというが、ややこしくなるのでここでは省略する)状態で、早くめくる=リフレッシュレートが高い状態である。

非力なグラフィックボードであればあるほど、処理が追い付かずリフレッシュレートが低くなり画面がカクついてしまう。そもそもVR酔いは体の感覚と目で見ている情報のズレから起こるとされていて、例えば右を向いたときに体はすでに右を向いているのに映像のほうはまだ追い付いていない。なんてことになると、どんなに耐性のあるひとでもすぐに酔ってしまうだろう。

高性能なグラフィックボードであれば、リフレッシュレートが常に高い状態を維持でき、快適にプレイできる上により高画質の嫁イドや夕陽さくらちゃんと触れ合うことが可能だ。

2016/12/20現在、VR向けに発売されている高性能なグラフィックボードには『GTX 1060』・『GTX 1070』・『GTX 1080』の三つがある。

このうち、GTX 1060は中途半端な性能なのであまりオススメはしない。買うのであればGTX 1070かGTX 1080がいいだろう。GTX 1070はGTX1080に比べるとかなりコストパフォーマンスが高く、一般的なVRゲームであればかなり快適にプレイできるだろう。

今一番期待されているといっても過言ではないillusionの『VRカノジョ』

ただし、VRカノジョをはじめとするグラフィックにこだわっているゲームではやや性能不足かもしれない。秋葉原にあるツクモVRというお店のスタッフによると、VRカノジョを体験してもらうためのPCは最初GTX 1070を搭載していたが、高画質設定ではリフレッシュレートが足りずにGTX 1080にアップグレードしてもらったと言っていた。(さらに言えば、GTX 1080であっても最高画質では満足には動作せず、上から二番目の画質設定である)

ちなみに参考までにVRカノジョの必要スペックは以下の通り

OS Windows 7/8/10 64bit
CPU Intel Core i5 4590 以上
メモリ NVIDIA GTX 970 or GTX 1060以上
対応機種 Oculus Rift CV1/HTC Vive

※あくまで必要(最低限)のスペックということに注意

GTX1080であれば、今後数年間は発売されるVRゲームほぼすべてを快適にプレイできるだけの性能をもっている。予算に余裕があるのであれば多少無理をしてでもこのGTX1080が搭載されたPCを購入するのをオススメする。

人間でいうところの脳!CPU

続いては、パソコンの脳ともいえるCPUの紹介だ。CPUはグラフィックに関すること以外(グラフィックを担うこともあるが)のほぼすべての処理を担っており、Excelでの計算やスムーズなウェブサイトの閲覧ができるのはこのCPUのおかげである。

ゲームをやらない人は、このCPUを一番重視するくらい大切なパーツである。とはいえ、最近のCPUは安いものでもかなり高性能になってきているので商品説明にCore i5搭載と書かれていたら、VRをやるためのハードルをクリアしていると考えていい。(Core i3は性能不足なので注意しよう)

Core i5の上位版としてCore i7というのもある。ゲーム以外にも動画の編集やプログラムを書いたりする人なんかはCore i7を選ぶのもいいだろう。

ゾンビシューターゲームの「Arizona Sunshine」

また珍しい例ではあるが、最近発売された「Arizona Sunshine」というゲームではCore i7では部位欠損やガラス越しでの射撃が可能なのに対し、Core i5ではそれらができないといった報告もある。PCを買うときは予算が許す限り、高性能なものを買うに越したことはない。

メモリ

次にご紹介するのが「メモリ」である。よく初心者の方が勘違いしてしまいがちなのが、HDDやSSDの保存容量のことをメモリだと思ってしまうこと。商品説明を見るとそれぞれ別々に書いてあることからわかるように全くの別物で、保存容量を記録用のノートとするなら、メモリは机の大きさと例えられる

机が狭ければ一度に広げられるノートの数が少なくなってしまい、思うように作業ができない・・・。なんてのはみなさん一度は経験があるだろう。それと同じようにPCもメモリが少なければ思うように作業ができない。最近ではメモリの値段もかなり安くなっているので購入する際はメモリ8GB以上を選ぶようにしよう。

OS

そして、最後にご紹介するのがOSだ。厳密にはパーツではないが、とても重要なものだ。

Microsoft自らVRHMDを開発するほどの気合の入りよう

Microsoftの最新のOS「Windows 10」はVR向けに多くの機能が搭載されている。基本的に今からPCを購入する際はこのWindows 10が搭載されているとは思うが、もしOSを選択できるのであればWindows 7やWindows 8ではなく、このWindows 10を選択しよう。

結局よくわからない!どれを買えばいいの?

さて、ここまでの説明を聞いても結局よくわからなかった!どれを買えばいいのか教えて!!という方のためにいくつかオススメのパソコンをご紹介する。

どんなゲームも今後数年間、快適にプレイしたい!「GALLERIA ZG」

まさにVRを快適にプレイするための最強マシンがこの「ガレリア ZG」。

VRカノジョやカスタムメイド3D2などを高画質でプレイしたいならこれがベストだろう。NVMeと呼ばれるストレージを搭載していて、PCの立ち上げが超高速なのもうれしい。

ガレリア ZG

コストパフォーマンスの良い、そこそこのパソコンがほしい!「GALLERIA XF」

グラフィックボードにGTX 1070を採用したコストパフォーマンスの良いモデルがこの「ガレリア XF」

ほとんどのVRゲームが中~高画質で快適にプレイできる上に、ZGに比べて4万円ほど安く済む。

ガレリア XF

とにかく安くVRを遊びたい!VR入門に最適な「GALLERIA DT」

とりあえず、VRが必要最低限動くPCがほしいという方にオススメなのがこの「ガレリア DT」

基本的なVRゲームであれば低~中画質にはなってしまうが、しっかりと動作してくれる。

ガレリア DT

最後に

ここまでいろいろとオススメのパーツ・パソコンについてご紹介してきたが、一つ言えるのは持てる予算をすべて使い果たしてでも少しでも性能の良いパソコンを買ったほうが後悔がしないということ。

それに今回紹介したBTOパソコンと呼ばれるようなパソコンはカスタマイズ性が非常に高く、一度買ってしまえば性能が不足したなと感じたときにグラフィックボードだけを交換・CPUだけを交換というようなことが可能で、毎回買い替えが必要になるメーカー製PCに比べて、必要なパーツ代だけで済むのでかなりお得である。

他にもわからないことなどがあれば、コメントをしてもらえればできる限り相談に乗る。VRは本当に世界が変わる体験なので、ぜひ環境を整えてみてほしい。